「檄飛ばす」7割が勘違い 文化庁、国語の世論調査

新しい慣用句の使用頻度

「檄(げき)を飛ばす」を本来の意味ではない「元気のない者に刺激を与えて活気付ける」と理解している人が67.4%に上ることが、文化庁が9月25日に公表した2017年度「国語に関する世論調査」で明らかとなった。本来の意味である「自分の主張や考えを、広く人々に知らせて同意を求める」と回答した人は、わずか22.1%だった。

調査結果から「檄を飛ばす」の意味を「元気のない者に刺激を与えて活気付けること」と答えた割合を年齢別に見ると▽16~19歳 60.2%▽20代 70.7%▽30代 74.8%▽40代 66.6%▽50代 70.3%▽60代 71.8%▽70歳以上 59.9%――で、特に20~30代、50~60代で高かった。

この他にも「なし崩し」の意味を尋ねたところ、本来の意味ではない「なかったことにする」と回答した人が65.6%に上った。本来の意味である「少しずつ返していく」と回答した人は19.5%にとどまった。

新しい慣用句の「ほぼほぼ」「タメ」「ガチ」などの使用頻度も調査した。「ほぼほぼ」では▽使うことがある 27.3%▽聞いたことはあるが使うことはない 41.2%▽聞いたことがない 31.0%▽分からない 0.5%――だった。「タメ」は▽使うことがある 51.0%▽聞いたことはあるが使うことはない 35.2%▽聞いたことがない 12.6%▽分からない 1.2%――だった。「ガチ」は、▽使うことがある 41.0%▽聞いたことはあるが使うことはない 46.9%▽聞いたことがない 11.1%▽分からない 0.9%――だった。

調査は今年3月、個別面接形式で実施。対象は全国の16歳以上の男女3579人で、有効回答は2022人だった。新しい表現や慣用句の意味、使い方を質問した。