「日本語大切」回答初の減 文化庁の国語世論調査

日本語を大切にしている割合

文化庁は9月25日、2017年度の「国語に関する世論調査」の結果を公表した。日本語を「大切にしている」と回答した人の割合は64.9%だった。同じ質問をした前回の15年度調査より13.6ポイント減少した。日本語を大切にしていると回答した人の割合が減少に転じたのは01年度の調査開始以来初めて。

調査は今年3月に個別面接形式で実施。全国の16歳以上の男女3579人を抽出し、そのうち有効回答は2022人だった。

それによると、日本語を大切にしていると回答した人の割合は「大切にしていると思う」(24.4%)と「あまり意識したことはないが、考えてみれば大切にしていると思う」(40.5%)を合わせ、64.9%だった。「どちらとも言えない」は26.8%、「特に大切にしてはいないと思う」は6.5%、「大切にしているとは思わない」は0.7%、「分からない」は1.0%だった。

日常の言葉遣いや話し方など国語にどの程度関心があるかを尋ねた質問に対し「非常に関心がある」と回答した人の割合は17.0%、「ある程度関心がある」と回答した人の割合は59.2%だった。一方「全く関心がない」(3.9%)と「あまり関心がない」(19.2%)を合わせた割合は、23.1%に上った。

近年使用頻度が増えている外来語や外国語などの「カタカナ語」の使用について「どちらかと言うと好ましくないと感じる」と回答した人は35.6%だった。「どちらかと言うと好ましいと感じる」は13.7%、「別に何も感じない」は49.2%だった。

カタカナ語の使用が好ましくないと感じる理由を複数回答で聞いたところ「カタカナ語は分かりにくいから」(62.6%)、「日本語の本来の良さが失われるから」(39.4%)、「体裁の良さだけを追っているから」(27.2%)――などの回答が挙がった。