セサミストリートが授業に 埼玉・戸田 学びに弾み

キックオフイベントにはオペラ歌手やキャラクターが加わった

米国のNPO法人「セサミワークショップ」が手掛ける「セサミストリートカリキュラム」が9月27日、埼玉県戸田市立新曽小学校に導入され、キックオフイベントが開かれた。オペラ歌手やピアニスト、セサミストリートのキャラクターらが参加し、児童らと合唱や質疑応答を楽しんだ。

同法人は米国のテレビ教育番組「セサミストリート」の制作や関連する教育プログラムの開発をしてきた。セサミストリートカリキュラムはその一つで、軸となるのは「キャリア」「価値の理解」「インクルージョンの実現」の三つの視点。「たんけんたいを作ろう」「みんなステキ!1、2、3!」などのテーマで、キャラクターが登場する映像やワークシートを活用し、教員らが創意工夫を加えながら課題解決型学習やキャリア学習、金融教育プログラムに取り組む。

戸田市の戸ヶ崎勤教育長は「変化の激しい現代に、教育の世界に新しいものを取り入れないのは子供たちに対して申し訳ない。このカリキュラムは出来合いではなく、教員が児童の実態に合わせて独自に展開できる点がいい」とカリキュラム導入の狙いを語った。

昨年度パイロット授業をした新曽小の福田裕美教諭は「カリキュラムの単元を充実させるには綿密な準備が必要。身を削ってやっている」と打ち明けながら、「カリキュラムで身に付いた力を他の教科や日常生活で生かせると実感した。単独ではなく、教育活動全体と関連付けることができる点が魅力です」と話した。