ドローンスクール講座開く 福島・川俣高 人材育成へ

「川俣町ドローンスクール」で操縦を体験(9月26日)

福島県伊達郡川俣町にある県立川俣高校(山内義美校長、生徒105人)で9月26日、「川俣町ドローンスクール」の講座が開かれた。11月まで3回の開催予定。東日本大震災の影響で生徒数が減少している中、小型無人飛行機「ドローン」を活用して特色ある教育を打ち出し、実践的な人材を育成するのが狙い。

講座は、福島新エネルギー総合研究所の関係者が講師を務め、ドローンの構造や関連法、プログラミング、空撮画像の編集などを3回にわたって学ぶ。公開文化祭では屋外演習として校内をドローンで中継する。2019年1月には成果報告会を開き、町内企業の活用事例を発表する。同校は県内唯一の普通科と工業科の併設校で、トップリーダー育成の対象校。学校は最先端技術を取り入れた学習の計画を進めている。

県教委によると、県内では18年度、ドローンを活用した教育活動がさかんに行われている。県立船引高校(猪俣豊校長)では「特設ドローン部」が9月2日、田村市の総合防災訓練に参加。土砂に埋もれた車をドローンで見つけた部員が、災害対策本部へ報告する活躍ぶりが注目を集めた。

防災訓練でドローンを目で追う参加者(福島県田村市、9月2日)

県立磐城農業高校(高橋豊治校長)では9月18日、ドローンを操縦する実技講習を開き、離着陸やホバリング、移動、空撮を学んだ。ドローンの空撮画像による測量、ドローンを使った田んぼの生産管理が課題になっている。

「川俣町ドローンスクール」を主催する「川俣町の新産業創造を考える会」は「将来を担う若者が先端技術に興味を持ち、活用する力を身に付けるためのきっかけにしたい」と話す。