校庭の仮設19年度末に解消 校庭走り回る子供が復活へ

東日本大震災で学校の校庭に建てられたプレハブの仮設住宅が2019年度末には全て解消し、被災住民が移転する見通しになった。復興庁が9月28日までに明らかにした。子供が元気に校庭を走り回る姿が全被災地でようやく復活する。

仮設住宅が校庭にある学校の数(8月末時点)
岩手県宮古市2校(小1校・高1校)
陸前高田市6校(小4校・中1校・高1校)
大槌町1校(中1校)
山田町2校(小2校)
宮城県石巻市1校(高1校)
南三陸町2校(小1校・中1校)

復興庁によると、公立の小・中・高校の校庭に建てられた仮設住宅は今年8月末時点で、岩手県で4市町11校、宮城県で2市町3校を数える。ピーク時の11年度には岩手県で7市町村35校、宮城県で7市町32校あった。これまでに5500人以上の児童生徒が校庭を使えるようになった。福島県には校庭に建てられた仮設住宅はない。

校庭に仮設住宅がある学校では屋外の活動が制限されていた。復興の進展に合わせ、仮設住宅から災害公営住宅や再建した自宅へ移る住民が増え、校庭の仮設が解消されるとともに、19年度末までに移転が終了するめどが立った。

吉野正芳復興相は25日の閣議後の記者会見で「空いている校庭を使って仮設住宅と共存でやっている学校もある。校庭の仮設は子供たちの教育環境に重大な影響を与えている。19年度末までに必ず解消していきたい」と強調した。

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