3カ月ぶり地元で授業再開 豪雨被災の倉敷・真備地区

西日本豪雨で被災した倉敷市真備町地区の小学校2校と高校1校でプレハブの仮設校舎が完成し、10月9日から授業が始まった。すでにプレハブ校舎で授業を始めていた中学校2校と合わせ、真備町地区で被災した全5校が3カ月ぶりに地区内で学校生活を再開させた。

市教委によると、7月の西日本豪雨で被災したのは▽川辺小▽箭田(やた)小▽真備(まきび)東中▽真備中▽真備陵南高――の5校。プレハブ校舎が完成するまでの間、真備町地区外の小・中・高校や大学、幼稚園を仮校舎にし、空き教室などで授業を続けてきた。特に真備陵南高は約9キロ離れた市立工業高の校舎を借りていた。

倉敷芸術科学大学を仮校舎にしていた真備中は10月1日、真備東中の校庭に建てられた2階建てのプレハブ校舎で授業を始めた。真備東中も同日から、浸水を免れた校舎2階以上で授業をスタート。1階にある家庭科室や美術室などの特別教室は浸水したため、プレハブ校舎を使用している。

市教委学校教育部は「児童・生徒のため、早期復旧に全力で取り組んできた。プレハブ校舎に入った子供たちが『きれい』『地元で授業が受けられてうれしい』と話してくれて安心した」と述べ、「スクールカウンセラーなどによるカウンセリングを実施し、心のケアに努めている。不安な気持ちを取り除き、明るく元気な学校生活を送れるよう全力を尽くしたい」と語った。2020年4月には被災校舎の改修工事が終わり、全ての生徒・児童が元の校舎に戻れる見通し。