「総合」、夏休み実施も可 文科省、探究活動を促進

これからの「総合」のイメージ

文科省が「総合的な学習の時間」について夏季休業期間(夏休み)や土日を含めた学校外の学習を授業に位置付ける方針を固めたことが、同省への取材で10月18日までに分かった。新学習指導要領が探究的な活動を重視していることから、地域資源の活用により問題解決学習を展開しやすくするとともに、教員の働き方改革につなげる狙いがある。

「総合」は従来、学校や教室の学習を中心とし、学校外の学習は平日の通常授業時間の中で、地域調べや職場体験学習などに限定されていた。今後は学校外の学習に夏季休業期間や土日を含めた学習も位置付けることにより、地域の教育資源を活用した実践的な学習や図書館、博物館、公民館などを活用した調べ学習を展開しやすくさせる。

ただし、土日や夏季休業期間に学校外の「総合」を実施するに当たっては、目標や内容、指導体制、評価など指導計画上の位置付けが明確であること、「総合」の年間授業時間数の4分の1程度とすることなどの条件を付ける。

夏季休業期間を活用することにより、週当たりの授業時数を増やさずに弾力的に授業が実施できるようにし、学校の働き方改革につなげる意図もある。

文科省は中教審教育課程部会での検討を踏まえ、近く教委などに通知する方針だ。