免震不正の70件を公表 KYB、学校・体育館名なし

油圧機器メーカーKYB(東京・浜松町)の免震・制振装置の検査データ改ざん問題で、同社は10月19日、不正な装置が取り付けられた建築物986件のうち、所有者の了解が得られた70件の物件名を公表した。

不正な装置が設置された教育・研究施設(53件)とスポーツ・文化施設(30件)については、今回公表された物件名には含まれなかった。

KYBの幹部は19日夕、国交省で記者会見し「まずは多くの皆さまが使うであろう庁舎の公表になります。このような不適切行為を起こして申し訳ありません」とあらためて謝罪した。

公表された物件名リストによると、国交省の入る中央合同庁舎3号館(東京都千代田区)や財務省本庁舎(同)のほか、北海道、愛知県、長野県、大阪府、秋田市、名古屋市の本庁舎・本館、東日本大震災の被災地に建設された陸前高田市消防防災センターが含まれていた。

KYBによると、不正な装置が取り付けられた建築物には学校や体育館が含まれている。今後も同社は、所有者の了解が得られた建築物については物件名を公表する方針。