日本版NCAA、略称はUNIVAS 7年で20万人の参加目指す

日本版NCAAの略称は「UNIVAS」に(10月22日午前10時すぎ、藤井孝良撮影)

大学スポーツの大学間・競技間を横断する統括組織、日本版NCAAの正式名称が10月22日、第2回設立準備委員会で「大学スポーツ協会(略称・UNIVAS)」に決まった。鈴木大地スポーツ庁長官は「UNIVASを大学スポーツの新時代を開く組織にしていきたい」と強調し、2025年までに400大学、60競技団体、20万人規模の学生アスリートを擁する組織にするロードマップを示した。

鈴木長官は名称について「英語表記でUNIVASのSは『Sport』とした。競技や種目の集合体としてのSportsではなく、文化としてのスポーツを意味するため、あえて単数形を用いた。競技を表すAthleticsに、楽しみのためのスポーツを並べることで、大学スポーツを大きく捉えている」と説明した。

UNIVASは大学スポーツの振興を通じて卓越した人材を育成し、大学のブランド力強化や競技力向上を図ることを理念に掲げ、大学スポーツで課題となっているコンプライアンスの強化に取り組む。ガイドライン策定や相談窓口の設置、指導者研修の支援を通じて、学生が安心安全にスポーツに取り組める体制を整備する。

企業とも連携し、競技を横断した大学対抗戦の実施やチケットのオンライン販売、競技のインターネット配信を活性化し、スポーツの経済的な価値を高める。将来は海外の大学との交流戦も視野に入れる。

19年春に発足させ、25年までに400大学、60競技団体の加盟を目指す。実現すれば学生アスリート20万人、総収入50億円の組織になると試算している。