「校舎80周走れ」は体罰 滋賀教委、 教諭を懲戒

懲戒処分を発表した滋賀県庁(県HPより)

大津市立中学校2年の男子生徒に校舎の周りを80周(約18.4キロ)走るよう命じたのは体罰に当たるとして、滋賀県教委は10月23日までに、男性教諭を減給10分の1(1カ月)の懲戒処分にした。自宅待機中の教諭は退職届を提出し、受理された。併せて、校長を文書訓告とした。

県教委などによると、教諭は今年7月12日、ソフトテニス部の指導中にサーブミスが多いとして「校舎周りを80周走れ」と生徒に指示した。気温は30度を超えており、生徒は9周目に脱水症状と熱中症で倒れ、病院に搬送された。

教諭は「ミスの罰として何周走るか聞いたところ、10周と言うのを期待したが、4周と答えたので命令した」と釈明。生徒に対し「振り返れば常識的な判断ではなかった」と謝罪した。

大津市教委は9月27日、弁護士や学識経験者らが検証した体罰報告書をまとめ、教諭の行為について、「あほ、ばか、ぼけ」「くそが」「死ね」という発言を部活動で日常的に繰り返し、「日頃から多くの不適切な言動が見られた」と結論付けていた。