給付型奨学金に高い評価 あしなが育英会が調査

あしなが育英会が10月18日に公表した全奨学生世帯を対象に実施したアンケート結果によると、給付型奨学金は経済的に厳しい家庭から高い評価を受けた。全奨学生世帯を対象とした調査は2002年以来。

奨学生の全4225世帯にアンケートを送付し、2635世帯から回答を得た。

集計によると、日本学生支援機構(JASSO)などの奨学金に対する評価は「教育費に充当できるため助かっている」(73.6%)「奨学金のおかげで子供が進学できた」(70.0%)と回答する割合が高かった。一方で、「負債を抱え込むようで、奨学金を借りるのには抵抗がある」(39.3%)、「無利子や給付など、現在受けているものより条件のよい奨学金を受けたい」(25.1%)と不満を示す回答の割合も一定程度あった。

あしなが育英会が今年4月に創設した給付型奨学金制度については「教育費に充当できるため助かっている」(73.6%)と回答した割合が最も高く、「奨学金の総額が増えてよかった」(47.3%)「子供や家族の生活費に充当できるため助かっている」(33.7%)、「給付制が新設されたおかげで子供が進学できた」(31.9%)が続いた。

教育費を工面する主な方法については「教育費以外の支出を削って節約している」(53.4%)「子供がアルバイトをしている」(48.1%)「預貯金や保険を取り崩している」(45.9%)と回答した割合が高く、働く時間を増やすようにしているとの回答も22.9%あった。

教育費に関する回答では「授業料・実習費・設備費など、学校でかかる教育費が高く、支払いに苦労している」(40.0%)や「子供の教育費が家計を圧迫している」(28.3%)の割合が高かった。