飛び降りた中2が教諭直撃 校舎4階から、2人は骨折

飛び降りがあった岡山市北区の市立中学校=10月24日、小松亜由子撮影

岡山市北区の市立中学校で10月23日朝、2年の女子生徒が校舎4階から飛び降りる事件があった。生徒は体操マットで受け止めようとした地上の女性教諭を直撃した。市教委によると、2人は骨折したものの、命に別状はない。

市教委などによると、23日午前8時10分すぎ、校舎4階のベランダの外側に立つ女子生徒を女性教諭らが確認し、119番した。女子生徒に落ち着くよう声を掛けたり、落下が予想される場所に体育館から体操マットを運んだりした。女子生徒は消防車の到着前に飛び降り、約12メートル下の女性教諭に当たった。

2人を救急搬送した市消防局によると、出血は微量で、会話もできた。

飛び降りを目撃した生徒らが体調不良を訴え、9人が病院に搬送された。市教委は「精神的にショックを受けている生徒や教員は少なくない。中学にスクールカウンセラーを派遣するなどして、心のケアに尽力している」と話す。

同中学では23日、定期テストが予定されていた。市の中心部に程近い住宅地にあり、近隣に住む人は「悲鳴がいくつも聞こえ、『ただ事ではない』と思って家の外へ出た。直後に救急車やはしご車が10台以上来たが、あと少しで着くというところで飛び降りてしまい、肝を冷やした。それを見ていた女の子たちも倒れ、大変な騒ぎだった」と語った。