小・中で不登校の割合最多 98年度以降、文科省調べ

不登校児童生徒数の推移

文科省が10月25日に公表した2017年度「児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査」によると、小・中学校の不登校児童生徒数は14万4031人に上り、1000人当たりの不登校児童生徒数は14.7人で1998年度以降最多となった。小・中いずれの学年も不登校児童生徒数は前年度を上回った。

小学校の不登校児童数は3万5032人で前年度より4584人増えた。児童1000人当たりでは5.4人(前年度4.7人)だった。90日以上欠席した児童は45.6%を占めた。中学校の不登校生徒数は10万8999人で前年度より5764人増えた。生徒1000人当たりでは32.5人(同30.1人)だった。90日以上欠席した生徒は62.4%を占めた。

児童生徒の不登校の要因を本人の要因別で見ると、「不安傾向」では、家庭の状況(31.2%)、いじめを除く友人関係の問題(28.2%)が、「無気力傾向」では、家庭の状況(45.0%)、学業不振(28.9%)が、「遊び・非行傾向」では、家庭の状況(44.4%)、学校の決まりなどの問題(30.2%)が多かった。「学校における人間関係に課題を抱えている」ではいじめを除く友人関係が突出していた。

高校は4万9643人で前年度より1078人増えた。生徒1000人当たりでは15.1人(前年度14.6人)だった。90日以上欠席した生徒は21.9%を占めた。中途退学者数は4万6802人で、前年度(4万7249人)よりも447人減少した。中途退学者の割合は1.3%(同1.4%)だった。中途退学の理由別の割合は▽学校生活・学業不適応 34.9%▽進路変更 34.7%▽学業不振 7.6%▽病気・けが・死亡 4.3%▽家庭の事情 4.2%▽問題行動など 3.9%▽経済的理由 1.8%▽その他 8.6%――だった。

小・中・高校から報告のあった自殺した児童生徒数は250人(前年度245人)だった。内訳は▽小学校 6人▽中学校 84人▽高校 160人――だった。警察庁の統計と比較すると、小学校で4人、中学校で21人、高校で66人少なく、自殺した児童生徒が置かれていた状況は、いずれの校種も「不明」が多かった。