研究倫理用教材を無料配信 中高向け、公正研究推進協

研究倫理教材について発表する公正研究推進協会の幹部ら=10月23日午後2時すぎ、東京都千代田区の学士会館、藤井孝良撮影

研究倫理の啓発活動をしている公正研究推進協会は10月23日、協会が開発した中高生向けの研究倫理用eラーニング教材を12月から無料で配信し、教員や生徒が利用できるようにすると発表した。高校の新学習指導要領で探究学習が重視され、学校現場で実験や研究に取り組む場面が増えることに対応した取り組みで、基本的な研究の進め方を分かりやすく解説する。

無料となる教材は基礎編で、中高生が授業や課外活動で実験をしたり、調査研究をしたり、成果をリポートにまとめたりする際、不正とならない基本的ルールや安全への配慮などを学ぶ。20~30分程度で学べる分量に編集され、確認テストを含めても1時間の授業枠に収まる。

浅島誠理事長は「中等教育段階で研究をどう進めればよいかを学ぶ教材が、これまでなかった。これからは引用の仕方や安全に配慮した実験など、基本的なルール・マナーを早いうちから学んでおく必要がある」と述べた。

協会は今後、教員向けに内容を充実させた応用編も作成する予定。