高校入学願書の性別欄廃止 大阪、福岡で来春から

福岡県の入学願書

大阪府が2019年春の府立高校入試から、入学願書の性別欄をなくすことが10月24日までに分かった。性別を記入することに抵抗を感じる性的少数者(LGBT)の受験生に配慮した。福岡県も19年春から県立高校の入学願書や受検票の性別欄廃止を決めており、他の自治体が追随する可能性もある。

府教委によると、「入試に性別の情報は不要」との判断から、志願者自身が記入する入学願書の性別欄を削除した。生徒指導要録に基づき記載する調査書は性別欄を置くが、「運動技能を測る体育科などの試験では(体の)性別を把握する必要がある。調査書は中学の教員が記入するため生徒の心理的な負担はない」としている。願書の他、受検票への記入が必要な福岡県では、願書・受検票共に性別欄を廃止した。

性的少数者への施策を進める全国の自治体では、心と体の性別が一致しない性同一性障害者、男性、女性のいずれでもないと自認するXジェンダーなどに配慮し、性別の回答を逐一求める公的書類の書式を見直し、性別欄を撤廃する動きが広がっている。