私立高寮が県立生受け入れ 鳥取、公・私連携で初挑戦

県外からの入学希望も多い米子東高校=10月25日、鳥取県米子市、小松亜由子撮影

鳥取県と私立倉吉北高校(鳥取県倉吉市)が協定を結び、2019年度から同校の寮に県立高校の生徒を受け入れることが、10月29日までに県教委への取材で分かった。県教委によると、私立高校の寮に公立高校の生徒を受け入れるのは全国初。

倉吉北高校で10月16日に開かれた協定書の調印式で、山本仁志教育長は「県立高校と私立高校の新しい連携の在り方が示せた。今後は他の自治体とのつながりも検討していきたい」と語った。同校の岩本恭昌理事長は「県内の高校に通う生徒のために協力していきたい」と話した。

県教委によると、県立高校への入学者は年々減少していることから、県外からの入学者を積極的に受け入れることで生徒数を確保し、学校の魅力向上に弾みをつけたいという。

県外中学校生からの入学希望が多いという県立米子東高校(田中宏校長、生徒1050人)は、17年度から文科省「スーパーサイエンスハイスクール」に指定され、「科学を創造する人財育成事業」など独自の取り組みを実施している。2001年度に設置された生命科学コースでは、医学部や歯学部などへの進学を目指す生徒が数学や理科を深く学べるよう、「理数生物」など特色ある科目や探究的な学習を展開する。

県教委高等学校課は「県外からの入学者は目的意識が強く、県内の生徒に良い刺激をもたらす」と述べ、県外からの入学生を今後も増やす予定だ。