高3自殺で第三者委設置 岩手、バレー部指導が焦点

岩手県立不来方(こずかた)高3年のバレーボール部員、新谷翼さん(当時17)が7月に自殺した問題で、県教委は10月31日、自殺と部活動の関連を調査する第三者委員会の設置を決めた。遺族は自殺の原因が顧問の行き過ぎた指導にあると訴えている。

父親の聡さんは10月19日、文科省とスポーツ庁に対し暴力根絶に向けた取り組みの全国調査を求める要望書を提出した。当日の会見によると、8月に実施した県教委の調査では、翼さんは顧問の男性教諭から「お前はばかか」などの暴言を受け、バレーボールを顔に当てられる暴力行為があったと一部の部員が証言した。遺書には「ミスをしたら一番怒られ、必要ない、使えないと言われました。高校でこれなら大学で生きていけるはずがないです」と記されていた。顧問の教諭は前任校でも指導中の暴力・暴言により、生徒側から損害賠償請求訴訟を起こされていた。

県教委は第三者委員会の人選に着手し、初会合をできるだけ早く開く方針。委員の人選を巡っては、中立かつ公平な調査を保証するため、遺族を含む関係当事者による委員の推薦は見送られた。