高3生が金融セミナー受講 都立練馬工業 収支を学ぶ

「ライフイベントにはお金が必要」と説明するSMBCコンシューマーファイナンスの講師=11月1日、東京都練馬区の都立練馬工業高校、小松亜由子撮影

東京都立練馬工業高校(守屋文俊校長、生徒499人)で11月1日、「生活設計・家計管理セミナー」が3年生148人を対象に開かれ、貸金業のSMBCコンシューマーファイナンスが講師を務めた。同社の担当者は「成人年齢の引き下げに向け、金融トラブルの未然防止に必要な知識や判断力を身に付けさせることができるよう、全国各地で金融教育の事例を蓄積し、セミナーの充実に努めていきたい」と話す。

1日のセミナーでは担当者がまず、金融トラブルに巻き込まれないようにするためには、ライフプランや資金計画を立て、収支を着実に管理することが重要と説明。その上で、家計管理や貯蓄方法のポイントを伝えた。

生徒らは「目標を設定するワーク」「一人暮らしにかかる支出を予測するワーク」と呼ばれるシミュレーションに挑戦。ワーク終了後には「一人暮らしに必要なお金や、一生でかかるお金が想像以上に多かった。自分のお金の使い方を見直したい」「ライフプラン作成はこれからの人生に役立つと感じた」と述べた。

同校では例年、6~7割の生徒が卒業後すぐに就職する。自身も高校卒業直後に就労した経験がある3学年主任の梅津聡主幹教諭は「社会に出た途端にお金や保険は大きな意味を持つようになる。高校在学中に、社会人として必要な金融リテラシーや主権者意識を身に付けさせたい」と語り、選挙管理委員会と連携した主権者教育や、業者による「スーツ着こなし講座」の開催準備を進めている。