和歌山で世界津波サミット 48カ国の高校生が参加

世界48カ国378人の高校生が集まった「世界津波の日 高校生サミット」開会式=外務省提供

11月5日の世界津波の日を前に「『世界津波の日』2018 高校生サミットin和歌山」が10月31日から2日間の日程で、和歌山市で開かれた。外務省によると、日本を含む48カ国の約380人が参加し、最終日に「『災害から命を守る』ためになすべきことを、それぞれの国において、私たち一人一人が実践していく決意」とする宣言を採択した。

和歌山県や県教委などが主催した。世界津波の日は、1854年11月5日に県を襲った大津波の際、現在の広川町の村人が収穫した稲むらに火をつけて早期に警報を発し、多数の命を救った「稲むらの火」の逸話に由来。国連が2015年に制定した。サミットは16年に始まり、高知、沖縄に続き3回目。アルゼンチンやオーストラリア、ブラジルなど海外から244人が参加した。

サミット初日には分科会が開かれ、「災害から命を守る」「災害に備える」「災害から生き抜く」の三つのテーマで発表があった。

開幕前の10月30日にはスタディーツアーを企画。津波を伴うマグニチュード9.1の地震発生時に、海岸近くを走る列車に高校生らが乗り合わせたと想定した。海外からの参加者は、緊急停車した列車からはしごを使って外に出て、標高の高い場所まで駆け足で逃げた。