児童がオリジナルの歌披露 ICTでプロが曲作り指導

パフォーマンスを交えながらオリジナルソングを歌う児童=11月5日午前10時すぎ、横浜市磯子区、藤井孝良撮影

児童が自ら作詞・作曲した歌を披露する「音楽づくりコンテスト 2018 in 横浜」(かけはし芸術文化振興財団主催)が11月5日、横浜市磯子区民文化センター杉田劇場で開かれた。児童はプロの音楽家からICTを使った曲作りを学び、地域や学校の魅力をオリジナルの歌に表現した。

磯子区内にある市立梅林小学校、同さわの里小学校、同杉田小学校の5年生が出場した。曲作りでは、音楽プロデューサーのMASAKing氏とシンガーソングライターのPEIGY氏が各校に出向き、それぞれ計4回の授業を通じて、作曲の考え方やアレンジの仕方などのポイントを指導した。作曲用のソフトウエアを活用したり、ハンドソニックと呼ばれる850種類の音を備えた電子打楽器を演奏に取り入れたりしながら、作曲や演奏技術に要する指導時間を短縮した。

MASAKing氏らからのアドバイスを基に、児童は旋律を作ったり、地域の魅力を伝えるフレーズを考えたりした。コンテスト本番では手拍子やダンス、楽器演奏も織り交ぜ、会場を沸かせた。最優秀賞にはさわの里小の「進もう Let’s Try & GO」が、優秀賞には杉田小5年4組の「杉田が誇る商店街」が選ばれた。

MASAKing氏は「フレーズを作るだけで終わりではなく、実際に曲にしていく過程や最後に発表することを通じて音楽作りの楽しさや達成感が得られる。ICTを活用すれば、作曲を授業に取り入れやすくなる」と強調した。

指導に当たったさわの里小の品川壮教諭は「最初はまとまりもなく、児童も一体何を目指せばいいのか、試行錯誤だった。意見が食い違えば両方演奏してみたり、授業であまり発言しない児童が積極的になったりして、次第にメロディーも歌詞も自分たちのものになっていった」と振り返った。

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