プログラミングの手引改訂 文科省、充実の第2版公表

全面実施に向けて指導例を充実させた第2版

2020年度から小学校でプログラミング教育が全面実施されるのを受け、文科省は11月6日、「小学校プログラミング教育の手引」第2版を公表した。全面実施まで残り1年4カ月となり、各地で先行事例の蓄積や準備が進んでいるのを踏まえ、プログラミング教育の狙いを十分説明し、指導例を充実させた。

今年3月に公表した第1版や、文科、総務、経産の3省が連携して教育・IT関連企業・団体と設立した「未来の学びコンソーシアム」のポータルサイトは、プログラミング教育を▽A=学習指導要領に例示されている単元で実施する▽B=指導要領に例示されていないが、各教科などの中で実施する▽C=教育課程内で各教科などと別に実施する▽D=クラブ活動など、特定の児童を対象として教育課程内で実施する▽E=学校を会場とするが、教育課程外▽F=学校外でのプログラミングの学習機会――の六つに分類し、事例を整理した。

第2版は新たにCの例として、AやBなどのプログラミングによる学習に先立って、プログラミング言語などの基礎的な内容を学習することや、プログラミングの楽しさを味わう体験的な取り組みを示した。

プログラミングを取り入れた実践例では▽「総合的な学習の時間」の中で「まちの魅力と情報技術」や「情報技術を生かした生産や人の手によるものづくり」を探究課題として学ぶ(A)▽4年生の社会科で特徴を組み合わせて47都道府県を見つけるプログラムを用いて名称と位置を学習する(B)▽6年生の家庭科で自動炊飯器に組み込まれているプログラムを考える活動を通じて、炊飯について学習する(C)――などを追加した。

中川哲文科省プログラミング教育戦略マネージャーは「手引は学校現場でかなり読まれていると感じている。未来の学びコンソーシアムのサイトには、サンプルコードや最新情報を載せているので、活用してほしい」と述べた。