女性教員の管理職希望7% キャリア調査、男性29%

男女の管理職志向の違い

管理職になりたいと思う教員の割合は女性で1割未満、男性でも3割を下回ることが、国立女性教育会館が11月6日に公表した「学校教員のキャリアと生活に関する調査」で分かった。男性の方が女性より管理職に向いていると考えている女性教員の割合は3割で、男性の2割を上回った。

調査は1~2月、全国の公立小中学校から各1500校を抽出して実施した。小学校で1万1602人(回答率40.1%)、中学校で1万2215人(同37.6%)の教員が回答した。

それによると、「将来、管理職になりたいか」と管理職以外の教員へ尋ねたところ、「ぜひなりたい」と「できればなりたい」の合計は、女性で7.0%、男性で29.0%にとどまった。管理職になりたい理由(複数回答)は「学校経営に関心がある」(60.0%)「やりがいのある仕事ができる」(58.4%)の割合が高かった。「これまでの経験や処遇からすると、そうなるのが自然のなりゆきである」(男性25.4%、女性13.8%)や「学校経営に関心がある」(男性62.5%、女性52.2%)とする回答では、女性の割合が男性よりも10ポイント以上低かった。

一方で、管理職になりたくない理由は「担任を持って子供と接していたい」(63.5%)「自分にはその力量がない」(61.2%)「現在の仕事に満足している」(55.7%)が高かった。「責任が重くなると、自分の家庭の育児や介護などとの両立が難しい」(男性34.9%、女性51.5%)「自分にはその力量がない」(男性51.5%、女性66.9%)「労働時間が増えると、自分の家庭の育児や介護等との両立が難しい」(男性38.1%、女性48.4%)の回答では逆に、女性の割合が男性よりも10ポイント以上高かった。

「男性の方が女性より管理職に向いている」との質問に対しては、「そう思う」「ややそう思う」と回答した割合は25.7%で、女性(29.7%)の方が男性(21.3%)より高かった。また、若い教員ほどそう回答した割合が高い傾向にあった。

子供が未就学から小学生の時期で、家事や育児などをどの程度担ったかを聞いたところ、「ほとんどしている」「半分以上はしている」を合わせると、女性教員が79.4%なのに対し、男性は3.5%だった。男性教員で「ほとんどしていない」割合は16.8%を占めた。