不正入試101人が追加合格 得点操作の東京医科大

不正入試について謝罪する東京医科大学の林学長=11月7日午後4時、東京都新宿区、板井海奈撮影

得点操作による不正入試が発覚した東京医科大学は11月7日、都内で記者会見を開き、2017・18両年度の入試で本来合格圏内に達していた受験生101人を追加合格とし、19年度入学者として受け入れる方針を明らかにした。

大学の不正入試に伴う合否の再判定で、大量の追加合格者が出るのは極めて異例。

在校生数の兼ね合いなど大学側の事情から、受け入れ人数の上限は63人となるため希望者全員が入学できない可能性もある。追加入学者は19年度の入学定員数から差し引かれるため、来春の受験生にも影響を与えそうだ。

林由起子学長は「不利益を被った受験生の皆さまには本当に申し訳ない。追加で入学する学生には教育でしっかりと還元し、医師として育てていきたい」と述べた。

会見によると、今回精査したのは17・18両年度の一般入試、センター試験利用入試、推薦入試。学長や副学長らを除いた新たな入試委員会が、不正な得点調整がない合格者選定名簿と、性別や浪人回数など属性が記載されていない資料を基に再判定した。

その結果、追加合格の対象者は計101人で17年度入試は32人(男子16人、女子16人)、18年度入試は69人(男子18人、女子51人)だった。

大学は11月7日以降、成績順に対象者に連絡をし、入学意思の有無を確認する。30日を回答締め切りとし、12月上旬に追加合格者を正式決定する。

19年度の一般、センター試験利用入試の定員数は、今回の追加入学者数を差し引いた人数になる。定員数は確定次第、大学のHPで発表する予定で、林学長は「枠が狭くなるのは間違いないので、大変申し訳ない」と釈明した。

東京医科大学はこれまでの調査と再判定作業を通じ、再発防止策に▽学長、副学長など執行部を外した入試委員会による独立性の確保▽入試関連のデータ入力時などの監視▽外部有識者による入試の監査――などを挙げ、実施に移す。

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