52人の単位を不適切認定 大阪府立高10校、13年度以降

大阪府教委は11月8日、府立高校10校で2013年度以降、教員が免許外教科の指導をし、計52人の単位を不適切に認定していたと発表した。このうち1校で教育課程にない科目を履修させながら、教育課程にある科目として11人の単位を認定していた。12年度以前の不適切認定については、記録の保存期間を過ぎているため確認できないとしている。

府教委によると、10校は外国で生まれるなど日本語指導が必要な生徒に対し、国語や地理歴史、公民など一部の教科で抽出指導をしており、該当する教科の免許を持たない教員が担当し単位認定していた。学校が府教委に許可申請していれば問題はなかったが、10校は認識が不十分で申請を怠っていた。

この他、10校のうち1校で13~16年度、教育課程に設定されていない「日本語」の科目を履修させ、「国語」の科目として単位認定していた。17年度からは、「日本語」を学校設定科目として教育課程に適切に設置していて問題はないという。

今年6月、外部から「シラバスに記載のない科目を単位認定させたり、免許のない教員が指導したりするのは法律に抵触するのではないか」との問い合わせがあり、府教委が全62校を調査したところ、10月までに問題の10校が判明。11月7日、在籍している30人の生徒と保護者に謝罪し、経緯を説明した。

府教委は今後の対応について▽卒業生の単位は取り消さず、在籍している30人には補習を実施する▽卒業生には文書で謝罪し、説明する▽府立高の校長・准校長らに周知し、同様の事案が起こらないよう注意喚起する――としている。