体育館2階から転落、重傷 京都市教委、7年間放置

京都市役所=同市HPより

京都市立中学校で10月、生徒が体育館2階から誤って転落し、頭の骨を折る重傷を負っていたことが分かった。市教委が調査した結果、2011年8月にも別の市立中学校で生徒が体育館2階から誤って落ちる事故があり、生徒が手を骨折していた。

事故は11月7日の京都市議会教育福祉委員会で取り上げられ、市教委は「7年前の段階で、他校でも起こり得るという認識が不足していた。全市的に注意喚起しておくべきだった」と釈明した。10月の事故の後、市内の全公立学校で体育館2階通路における生徒の立ち入りを禁じた。

市教委によると、10月14日午後0時15分ごろ、市立上京中学校の体育館2階の窓から、バスケットボール部の大会で訪れていた市立修学院中1年の女子生徒(12)が、約3.5メートル下のコンクリートの地面に転落。頭や腰の骨を折る重傷を負い、入院した。女子生徒は転落の理由について「風になびいたカーテンに足が引っ掛かり、バランスを崩して転落した」と話しているという。

11年8月の事故は、部活動の片付け中に生徒が転落した。事故後、中学側は体育館2階にある上下二つの窓のうち、下側の窓の鍵を針金で固定し、開かないようにしたという。市教委は当時、生徒が入院しなかったため、事故のあった中学への指導にとどめていた。