日大が改革方針を発表 競技部も学生ファースト

アメリカンフットボール部員の危険タックル行為に端を発した競技部の在り方を巡り、日本大学は11月9日、「学生ファースト」の精神に基づいた改革方針と再発防止策を発表した。大学の要職者が運動部の指導者を兼務することを禁止し、競技部選手会や相談窓口の設置を定めた。

改革方針によると、10月9日に制定した日本大学競技スポーツ宣言に基づき、競技部のガバナンス体制を強化する。大学付属機関だった保健体育審議会・保健体育事務局を廃止し、大学本部の教育研究事務部門として、各競技部を所管する競技スポーツ部を設ける。

競技部の部長、副部長、監督、コーチなどの指導者については選考方法を見直し、選考基準に学生の人格形成や競技力向上を目指すことを明記するとともに、大学の要職者が指導者を兼務することを禁止する。

自主的な運営組織として、監督コーチ会と競技部選手会を設置し、競技の枠を超えた情報共有や意見交換などを活発にする。学生と指導者が参加するミーティングを通じて、競技部の運営に学生の意見を反映させる一方、学生向け、指導者向けにそれぞれ相談窓口を設け、専門家の支援を受けやすくする。