うつぶせ寝1割対策せず 総務省、保育施設を調査

保育施設の事故防止対策実施状況

子供が寝ているとき、呼吸を確認していない保育施設が1割存在することが、総務省が全国の保育施設などを対象にした調査で、11月13日までに明らかとなった。子供の重大事故対策の重要性を保育所などに周知徹底するよう、同省は内閣府と厚労省に勧告した。

調査は2017年4月から18年11月にかけて、全国149の保育施設と、内閣府や厚労省、文科省、15都道府県、29市町村などの行政機関を対象に実施。国が定めたガイドラインが順守され、安心して子供を預けられる安全な環境が整備されているかなどを調べた。

子供の睡眠中に、呼吸の有無やうつぶせ寝をしていないかなどを点検していた施設は、0歳児84%、1歳児80%で、点検していない施設は0歳児5%、1歳児は11%あった。点検していない施設が挙げた理由は、「落ち着いて全員を点検する時間がない」「一人一人点検する意味・効果が乏しい」などだった。

プール活動や水遊びで事故が起きないよう、指導役とは別に監視役を配置していた施設は70%。食事中の誤えん事故防止のため、食材の形状や大きさを点検していた施設は79%だった。食物アレルギー事故を防ぐため、保護者から診断書を提出してもらうなど、アレルギー児の把握に努めていた施設は87%だった。

この他、国のガイドラインで全ての職員が身に付けておくべきとされている、心肺蘇生法の実技講習を実施していた施設は73%。気道内異物除去の実技講習を受けていた施設は47%にとどまった。