デジタル教科書の代用で 文科省がパブコメ募集

デジタル教科書のイメージ

検定済教科書の内容に沿った「デジタル教科書」を、一部の教育課程で紙の教科書の代わりとして使用できることなどを定めた改正学校教育法が施行されるのを受け、文科省は11月12日、学校教育法施行規則をはじめとする関係政令・省令の改正案、告示案についてパブリックコメントの募集を開始した。期限は12月13日まで。

現在、小、中、高校などの授業では紙の教科書の使用義務があるが、法改正によって、一定の要件下でデジタル教科書を紙の教科書の代わりとして授業で使用できるようにする。2019年4月1日から施行されるのに合わせ、文科省は省令の学校教育法施行規則などを改正する。

同規則改正案、告示案によれば、検定済教科書の内容の全てを記録したデジタル教科書を教科書会社が発行していれば、デジタル教科書による授業時数が各学年各教科の授業時数の2分の1を下回る範囲で使用できる。また、視覚障害や発達障害などで紙の教科書による学習が困難な児童生徒が、デジタル教科書の文字拡大や音声読み上げなどの機能を使うことで困難を低減できる場合には、授業の全部でデジタル教科書を使用できる。

その際に▽児童生徒1人につき1冊の紙の教科書を使用できるようにする▽1人1台のコンピューターでデジタル教科書を使用する▽健康上の観点から採光や照明に配慮する▽コンピューターの故障などで学習に支障が生じないような配慮をする▽障害を理由に2分の1以上でデジタル教科書を使用する場合は、特に健康状況の把握に注意する――ことなどを定めた。