姫路市立小教頭を書類送検 領収書偽造で業務上横領か

姫路市役所本庁舎(同市HPより)

兵庫県姫路市立小学校の教頭(53)が領収書やレシートを偽造・改ざんし、市の地域事業に関する委託金を校外に持ち出していたとして、兵庫県警飾磨署は11月16日までに、教頭を神戸地検姫路支部に業務上横領の疑いで書類送検した。市教委への取材で分かった。市教委は2018年5月に刑事告訴していた。

教頭は同年1月から病気休暇を取っている。持ち出した委託金は既に全額返還した。

市教委によると、教頭は前任の市立小で14年4月から17年3月にかけて、人権教育やスクールヘルパーなどの事業に関する市の委託金を管理していた。講演会の参加旅費や郵送に関する領収書の他、消耗品購入のレシートをパソコンで自作したり、領収書の額面を高く書き換えたりするなど計102件の不正処理をした疑いがもたれているという。

教頭の異動後、後任がパソコンの記録や引き継いだ金額、市教委に提出された領収書の額面が一致しないことに気付き、17年12月に市教委に相談した。市教委は領収書などを精査し、79万円余の損害額を確定。今年9月に教頭に返還を求めたところ、使用せずに自宅で保管していたとして全額を即日納付した。

市教委の聞き取りに教頭は「私的に使っていない。学校や子供のために使うつもりだった」と釈明した。17年4月に就いた現在の勤務校での不正処理も認め、17年度分の約10万円を返還した。市教委は再発防止策として、学校の管理職に対し経理事務を適正に処理するよう徹底させるとともに、教頭が扱う会計処理を整理し、チェック体制を強化している。