科学甲子園ジュニア開幕へ 来月7日から中学生が熱戦

「第6回科学の甲子園ジュニア全国大会」の記者発表会=11月14日午後2時すぎ、東京都千代田区、藤井孝良撮影

科学技術振興機構(JST)は11月14日、「第6回科学の甲子園ジュニア全国大会」の参加出場チームや事前公開競技の課題を発表した。全国大会は12月7~9日、茨城県つくば市で開催される。

大会は中学1・2年生6人による各都道府県の代表チームが、数学や理科に関する筆記競技や実技競技に取り組み、成績を競う。筆記は理科・数学の融合領域や実生活との関連から出題され、学校で習った知識だけでなく、新たな情報を統合し、課題解決する力が求められる。実技ではものづくりの能力やチーム内でのコミュニケーションを発揮し、与えられた課題を協働して解決する力が試される。

実技競技の一つである事前公開競技では、前回大会の課題を進化させた「ザ・キューブ2」に挑戦する。1辺45センチの立方体の空間内でアルミテープを走路にして、ステンレス球をできるだけゆっくり転がす。球体が転がり始めてから設置面に着地するまでの所要時間を競う。80分の制限時間内にワイヤネットやアルミ針金を使った装置を作らなければならず、事前に検討した機構を再現するだけでなく、競技中の微調整や想定外の事態への対処が重要な鍵となる。

茨城県代表の塩谷理紗さん(県立並木中等教育学校2年)は「小学6年生の時に並木中等教育学校の生徒が出場しているのを見て、自分も挑戦したいと思った。地元の代表として優勝を目指したい」と意気込みを語った。

チームの全員が女子生徒となった埼玉県代表の三枝心優さん(県立伊奈学園中学校2年)は「夏休みの宿題や学園祭の準備に追われる中、時間を作って県大会に挑戦した。同じ学校で全国大会に進めなかった仲間から応援の言葉をもらった。その思いを背負って精いっぱい頑張りたい」と抱負を述べた。