アレルギー指針を改定へ 保育園・学校で対応充実

アレルギー対応のガイドライン改定作業に着手した厚労省の検討会=11月16日午前10時すぎ、厚労省、藤井孝良撮影

厚労省は11月16日、2011年に策定された「保育所におけるアレルギー対応ガイドライン」(保育所版指針)を見直すための検討会を初めて開いた。日本学校保健会でも「学校のアレルギー疾患に対する取り組みガイドライン」(学校版指針)の見直しが始まっており、食物アレルギーやアトピー性皮膚炎などの疾患を持つ子供に対する保育園や学校の対応充実が課題となっている。

検討会は、今年度中に保育所版指針の改定案をまとめる方針。

今年度から適用されている「改定保育所保育指針」は、保育所が保護者と連携して医師の診断・指示に基づき、子供のアレルギー疾患に適切に対応することや、食物アレルギーについて関係機関と連携して安全な環境を整備することが定められた。

保育所版指針もこれを踏まえ▽保育所と自治体、医療機関、消防機関との連携▽適切な配慮や知識の普及などを含む保育所の責務▽最新の知見に基づくアレルギー疾患対策――などに関して、項目の追加や記載内容の充実を目指す。子供ごとにアレルギーの症状や対処法、生活上の留意点などをまとめた「生活管理指導表」の参考様式についても、学校版指針の「学校生活管理指導表」と内容の整合性を持たせる方向だ。