頭に死球、高2男子が死亡 強豪・熊本西高の練習試合

事故が起きた県立熊本西高校のグラウンド(同校提供)

熊本県立熊本西高校(熊本市西区)硬式野球部の2年生男子生徒(16)が、11月18日の練習試合で頭部にボールが当たった後、外傷性くも膜下出血で死亡したことが20日、同校への取材で分かった。

日本高野連によると、試合中の死球で高校生が死亡したのは、記録が残る1974年以降3例目という。

同校によると、事故があったのは11月18日午後1時40分ごろ。男子生徒が代打で出場した際に、投球が左の後頭部に当たった。「痛い」と叫んで倒れ、意識がもうろうとしていたため、心臓マッサージを受けながら病院に救急搬送された。19日午前9時半すぎ、死亡した。

男子生徒は高野連規定の樹脂製ヘルメットを着用していた。ヘルメットの縁にへこみがあったことから、ボールがヘルメットに当たった後、ヘルメットに覆われていない耳の部分に当たった可能性があり、熊本県警が詳しい状況を調べているという。事故当時、グラウンドには両校の監督、部長らがいて、試合を中止した。

県教委はスクールカウンセラーを同校に派遣し、生徒の心のケアに努める方針。

同校は今年10月、秋季九州大会で8強に進出し、男子生徒はベンチ入りした。県高野連は来春の第91回選抜高校野球大会の「21世紀枠」に同校を推薦していた。