神戸大医学部も不正入試 過疎地域出身者に加点

取材に応じる柴山文科相=11月22日午後6時、文科省、板井海奈撮影

神戸大学医学部は11月22日、兵庫県出身者が受験できる推薦入試の地域特別枠で、募集要項に明記せずに過疎地域出身者に最大25点加点していたと発表した。地域別配点は2015年度入試から続いており、東京医科大の入試不正問題を受けて10月に実施された文科省の訪問調査で判明した。

医学部不正入試問題を巡り、不適切な事例が国立大学で発覚したのは初めて。神戸大は同日、調査委員会を設置し、調査を開始した。

柴山昌彦文科相は同日夜、記者団に「国立大学である神戸大で不適切な事案が発覚したのは大変遺憾。受験者の立場に立って早急な対応を求めたい」と語った。

神戸大によると、地域特別枠は地元の医師不足解消のため、兵庫県が奨学金を出す代わりに、卒業後9年間は県の指定する地域で医師として勤務することを義務付けている。試験はセンター試験と面接、志望理由などの書類審査で構成される。不当な加点が発覚したのは書類審査で、受験生の出身高校の所在地や保護者の移住地が医師不足の地域だった場合は、最大25点を加点していたという。