無料塾に通って良かった! 沖縄、8割の小中高校生

沖縄県は11月20日、経済的に困窮する世帯の小・中・高校生の学習を支援する県の事業「無料塾」の受講者と保護者へのアンケート結果を公表した。「塾に通って良かった」と回答した受講者の割合は、小・中学生が82%、高校生が77%だった。「塾に通わせて良かった」と回答した保護者の割合は小・中学生が96%、高校生で86%だった。

無料塾は県子育て総合支援モデル事業の一環で実施している。支援の対象は▽児童扶養手当受給世帯の子供▽住民税非課税世帯の子供▽児童養護施設に入所しているか、里親に委託されている子供▽生活保護世帯の子供――で、授業料や教材費、模擬試験代など通塾に必要な費用は全て無料。併せて、保護者に対する養育支援もある。

アンケートは今年3月に実施し、2017年度の受講生のうち小・中学生377人(回答率87.8%)、高校137人(同44.7%)が回答。保護者は小・中学生の156人(同49.0%)、高校126人(同41.1%)が回答した。

それによると、塾に通って良かった点を尋ねたところ(複数回答)、小・中学生は「勉強が分かるようになった」(284人)がトップで、「友達がたくさんできた」(169人)「塾の先生と会うのが楽しい」(152人)が続いた。高校生は「自習することができた」(69人)が最も多く、次は「これまで分からなかった教科が分かるようになった」(61人)だった。

通塾する前と後の気持ちの変化を5段階で小・中学生に聞いたところ、「勉強が楽しい」は通塾前が2.40だったのに対し、通塾後は3.45と大きく改善していた。「頑張れば報われると思う」も2.73から3.60に数値が上がった。担当の子ども未来政策課は「多くの小・中学生が教室に通う前に比べ、『勉強が楽しい』『頑張れば報われる』との気持ちが高まり、学習意欲や自己肯定感が向上した」と分析している。