「へき地教育は時代の先端」 戦略的教員養成を議論

教師教育と教員養成について議論したシンポジウム(北海道教育大学提供)

北海道教育大学と道教委はこのほど、へき地・小規模校教育推進フォーラム「地方の教師教育と関係機関の連携による戦略的教員養成」を、同学の釧路校で開催した。小・中学校の教員、教育関係者ら約140人が出席。シンポジウムでは、「へき地・小規模校を含めた教師教育と教員養成」について議論した。

蛇穴治夫学長は「へき地・地方の人材養成の高度化を図るために、教育行政機関と学校現場、教育大学が連携して、教師教育を進めていきたい」とあいさつ。

シンポジウムの司会は玉井康之副学長が務め、北村善春・北海道立教育研究所長、柿崎秀顕・全国へき地教育研究連盟会長、同学へき地・小規模校教育研究センターの川前あゆみ副センター長が、パネリストとして登壇した。

「今後の人材養成とへき地・小規模校教育の可能性」について事例報告があり、「へき地・地方の年齢構成のアンバランスから、研修計画が教育経営の要になってくる」「新しい時代の学校教育改革とへき地教育の可能性について、観点を変えると、へき地教育は時代の先端を行くことになる」などの指摘があった。

また議論の中では、「へき地・小規模校の研修は、養成・採用・研修の一体化を進め、大学でのへき地理解と、へき地教育技能の習得、行政のへき地理解者の採用、そして研修システムの協力的な構築なども重要な課題」と強調された。

鈴木淳・道教育庁釧路教育局長は、大学・行政・学校が連携して、戦略的に教員を養成していく必要性を指摘するとともに、「へき地教育のメリットを発展させることが重要」と締めくくった。