合格圏の女子49人が不合格 宮崎の全寮制中等教育学校

宮崎県立五ヶ瀬中等教育学校(同校HPより)

宮崎県教委は11月28日、県立五ヶ瀬中等教育学校の入学者数の男女比を固定し、合格した男子より高得点で不合格になった女子が5年間で計49人に上ることを明らかにした。県教委は機会均等の観点から長年課題だと認識していたものの、差別待遇を放置してきた。来年1月から改善を検討する方針。追加合格の措置は取らない。

県教委によると、同校は1994年に開校した全寮制の学校で、男子の志望者が女子より多いと見込んだため、寮の収容人数に男女差を設けた。募集要項では「1学年の定員40人」「男女別の枠を設けない」と記載していた。開校時からほぼ毎年、合格者を男子22人、女子18人と固定する「実質定員」と決め、入学者選抜では男女の各成績上位者を実質定員に合わせて合格としてきた。記録が残る2014~18年度の5年間で、男子の合格最低点を上回った女子計49人が不合格になっていた。多い年度では19人だったという。

県教委は、19年1月に改善策を話し合う検討委員会を設置する方針。19年度の入学生については寮の改修が間に合わないため、入学者数の男女差を維持する。

同校は14年度、文科省から「スーパーグローバルハイスクール(SGH)」に指定され、「中山間地域からグローバル・リーダーを育成する」をテーマに課題研究や授業実践に取り組んできた。