環境教育の研究大会を開催 東京・武蔵台小、ESD推進

参加した保護者らにドングリで作ったコマを披露する児童=11月30日午前11時ごろ、東京都府中市、小松亜由子撮影

東京都府中市立武蔵台小学校(野澤由美校長、児童308人)で11月30日、全国小中学校環境教育研究大会(東京大会)が開かれた。全国小中学校環境教育研究会と東京都小中学校環境教育研究会の主催で、「持続可能な社会づくりのための環境教育の推進」をテーマにした公開授業と研究発表があった。

ESDの視点に立った課題解決能力の育成を目指す授業が同校の全12クラスで公開され、2年生の生活科では「はっけん くふう おもちゃ作り」の単元名で、学校周辺で集めた松ぼっくりや枯れ葉を使ったおもちゃの作り方から遊び方、工夫を凝らした点までを児童が発表した。担当者は授業の狙いについて「身近な自然の面白さに目を向け、自分との関わりを実感できるようになることで、資源の有限性や環境の変化に関心を持つようになってほしい」と語った。

障害者にとって住みよい町作りについて話し合う児童=同

4年生の総合的な学習の時間は「みんなが共に生きるために~だれもが共に生きる武蔵台をめざして~」の単元名で、高齢者や障害者にとって住みよい環境を作るために何ができるかを考えた。児童が各自の関心の度合いに応じて「盲導犬が動きやすい町」「聴覚障害のある人とのコミュニケーション」などを取り上げ、話し合いを進めた。担当者は「互いに関わり合いながら、地域で克服すべき課題に取り組めるようになってほしい」と述べた。

研究発表では、東京都小中学校環境教育研究会研究部長を務める東京都多摩市立南鶴牧小学校の関口寿也校長が、「2100年の食品ロス」の観点に立った環境保全意欲の育成について基調発表した。その他、東京都大田区立大森第六中学校が「SDGsの達成に向けた学校教育の取り組み」と題した研究成果を報告した。

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