虐待防止条例案で意見募集 東京都、子供の体罰禁止へ

子供への虐待防止に関する条例の骨子案をまとめたとして、東京都は骨子案に対する都民からの意見を12月29日まで募集している。都民への虐待防止への協力や保護者の子供への体罰禁止、児童相談所による安全確認の協力を義務付けている。目黒区で5歳の女児が両親の虐待で死亡した事件を受け、子供を虐待から守る環境づくりが課題になっていた。来年2月開会の都議会定例会に条例案を提出する方針。

条例の骨子案によると、虐待は子供への重大な権利侵害であり、社会全体で防止するとの基本理念を掲げ、保護者に対し▽虐待が子供に与える影響を認識し、子供を健全に育てる▽体罰や暴言など、子供を傷つける罰を与えてはならない▽区市町村が実施する妊産婦や乳幼児に対する健康審査受診の勧めに応じるよう努める▽児相による子供の安全確認に協力する――ことを責務として明示した。

虐待の早期発見のため、スーパーやコンビニ、飲食店、駅などにおける目撃情報、防犯カメラ映像、居住実態などの情報を児相が得られやすくする規定も設けた。

この他に▽虐待を受けた子供の年齢や心身の状況に考慮した本人支援▽虐待をした保護者への適切な親子関係の構築支援▽里親委託の推進――などを盛り込んだ。

意見の提出方法は、東京都のホームページで確認できる。