経団連が大学と協議会設置 人材の育成と活用目的に

経団連の中西宏明会長(経団連のHPより)

経団連は12月4日、経済界と大学が継続的に話し合う「採用と大学教育の未来に関する産学協議会(仮称)」を設置すると発表した。大学側に求められる教育改革と企業側に求められる新卒採用の取り組みについて意見を交換し、Society 5.0時代にふさわしい人材の育成と活用を推進するのが狙い。初会合は今年度中に開かれる見通し。

発表によると、産学協議会には経団連側から中西宏明会長をはじめ担当副会長、関係委員長らが参加する。大学側からは経団連の趣旨に賛同する国公私立大学の学長の参加を見込んでいる。協議のテーマは当面、▽Society 5.0時代に産業界が求める人材の資質・能力やスキル▽大学教育への期待▽新卒一括採用と通年採用、中途採用、ジョブ型採用の対応――を予定している。

経団連は10月、2021年春入社以降の新卒者を対象とする就職・採用活動のルールを策定しないことを決めた。その後、企業の新卒採用について主要会員企業にヒアリングを実施した結果、①新卒採用の在り方②企業が求める人材像の共有の在り方③大学と企業との継続的対話――が新たな課題に浮上した。産学協議会の活動を通じて、経団連は大学が実施するキャリア教育への協力、実務家教員育成プログラムへの支援、インターンシップにおける大学との連携を進めたい考えだ。