英語民間検定試験利用せず 東北大、公平公正損なうと

東北大学は12月5日、2021年度入試から開始の「大学入学共通テスト」で導入される英語の民間検定試験を利用しないと公表した。検定試験を受験生に課すことへの反対意見が多い上、受検を一律に課すには無理があり、受験生の公平公正な扱いが損なわれる恐れがあると判断した。

同学によると、出願基準は「CEFRにおけるA2レベル以上の能力を備えていることが望ましい」とするものの、検定試験の受検とCEFRのA2レベルの成績を志願者には求めない。検定試験の成績をCEFR対照表に基づいて点数化し、合否判定に用いることもしない。

同学が実施した高校の独自調査では、検定試験を一律に課すことへの賛成は8%にとどまり、反対は4割を占めた。

22年度以降の入試については、検定試験を巡る問題の推移や高校側の受け入れ状況を踏まえて検討する方針。

一方、共通テストの国語に導入される記述式問題については、段階別評価を点数化して合否判定に用いることはしないと決めた。ただし、合否ラインに志願者が同点で並んだ場合には、記述式問題の成績評価が高い志願者を優先的に合格にする。

英語の民間検定試験の利用を巡っては、東京大学が9月に試験の成績提出を義務付けない方針を公表している。