「実験失敗し腹が立った」 金属棒で学生殴り懲戒解雇

九州工業大学(同大学HPより)

九州工業大学(北九州市)は12月5日、指導していた男子学生を金属の棒で殴り頭を縫うけがを負わせたとして、30代の男性助教を同日付で懲戒解雇の処分にしたと発表した。

大学によると、助教と学生は大学院工学研究院の同じ研究室に所属していた。助教は今年3~8月、5回にわたって学生の顔を手で殴ったり、腕や頭頂部をスチール棚の部材(長さ約50センチ)で殴ったりした。学生は頭を2針縫う切り傷を負った。

学生の保護者から8月中旬、大学へ通報があり、暴力行為が発覚した。大学の調査に対し、助教は「学生が実験に失敗して腹が立った」「大変申し訳ないことをしてしまった」と答えた。

懲戒解雇の理由について、大学は①暴力を振るう際に凶器を使った②暴力行為がエスカレートした③学生がけがを負って治療を受けた―ことを挙げ、「悪質」であると指摘した。

大学は再発防止のため、ハラスメントの通報窓口を早急に外部へ設置する方針。


尾家祐二学長の話 今回の不祥事が起きたことは大変残念であり、関係の皆さまに深くおわび申し上げます。このようなことが二度と繰り返されることのないよう、本学構成員一人一人が、教育機関としての使命を強く自覚し、全学を挙げて再発防止に取り組み、信頼回復に努めます。

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