ギャンブル依存予防に冊子 大阪府、高校生対象に配布

大阪府が作成したリーフレット

若者のギャンブル依存症を予防しようと、大阪府は12月12日までに、府内の高校3年生を対象にした予防のためのリーフレットを作成した。ギャンブルの仕組みや健全な付き合い方をイラスト付きで解説した。府内の高校・支援学校の320校約9万1700人に配布する。

府の担当者は「高校を卒業してパチンコや競馬などのギャンブルに触れる前に正しい情報を伝え、依存症を防ぎたい」と話した。

リーフレットはQ&A形式や○×問題を取り入れた。ギャンブル依存症の症状に▽睡眠や食事がおろそかになり健康を害する▽うそをついて家族との関係が悪化する▽隠れて借金するなどお金を工面する方法を選ばなくなる――などを例示し、予防・対策には「正直に自分の気持ちを言える場所がある」「孤立しない」ことが大切だと解説した。

リーフレットは、府と大阪市が共同で設立したIR推進局が作成し、府の依存症治療機関である府立精神医療センターの医師らが監修した。府は、2025年に万博を開催する大阪湾の人工島「夢洲(ゆめしま)」に、カジノを中核とする統合型リゾートの24年開業を目指している。