ICTで園業務が変わる 改善目指し都内でセミナー

「園のICT化は積み木と同じ」と説明する橋ヶ谷みわ子氏=12月13日午後3時20分、東京都渋谷区、小松亜由子撮影

「ICTで変わる園業務セミナー」が12月13日、都内であった。サンロフトの主催で、幼稚園・保育園・認定こども園の園長や事務室長、教諭らが参加した。ICTの活用による業務管理システムの改善や子供の成長の支援充実について説明や事例報告が披露された。

講師を務めたサンロフトの橋ヶ谷みわ子・ICTコンシェルジュは、園のICT化を「積み木」と表現した。「土台である『ハード環境』『ネット環境』や、その上に積むべき『情報セキュリティー対策』が不十分なうちに、保護者への情報発信や園児の活動にICTを取り入れると、必ず崩れてしまう」と注意を喚起した。

セミナーで示された「未来の園マップ」=12月13日午後5時、東京都渋谷区、小松亜由子撮影

その上で「あるべき理想の姿と現実とのギャップ」を丁寧に洗い出し、それに基づいて「自園に合ったICTツール」を選定することが重要だと強調。保育士としての経験を踏まえ、「園長や経営者のリーダーシップの下で、職員と情報を共有し、導入するシステムの優先順位を考えることが求められる」と語った。

ICT活用のイメージを可視化した「未来の園マップ」を示し、▽施設内の室温・湿度・光量の管理▽検温・午睡チェックのデータ化▽調理室でのアレルギー情報の管理▽保護者へのライブ中継――などにより、トラブルの未然防止や業務の効率化、保護者とのコミュニケーション円滑化を図れると述べた。