普通の子が児童買春の被害 7割に補導歴なし

愛知県警(同県警HPより)

児童買春に巻き込まれるのは、不登校や家出経験のない『普通の子』――。警察庁が12月14日までに発表した調査で、児童買春の被害者の7割に非行や補導歴がないことが分かった。被害に遭った子供のうち授業をさぼらずに登校している子供は約6割に上り、学校や家庭で買春被害を予測しにくい実態が改めて確認された。

調査は、2017年中に警視庁と愛知県警、大阪府警が検挙した児童買春事件の被害者194人を対象に実施した。

それによると、被害者の平均年齢は15.8歳で、高校生が約60%、中学生が約25%だった。大半が会員制交流サイト(SNS)で知り合った男性とやりとりしていた。

被害者の属性は▽非行歴・補導歴がない 70.6%▽授業をさぼらずに登校している 57.7%▽家出経験がない 91.2%▽両親がいる 61.3%▽虐待経験がない 82.5%▽生活保護受給の経験がない 75.8%――だった。

警察庁少年課の担当者は「いわゆる『普通の子』が被害者となっている。子供たちの表面だけを見て『不良ではないから大丈夫』と判断するのではなく、事件に巻き込まれない指導を各学校で徹底してほしい」と話した。