都が不登校対応の手引作成 教員向け、支援を充実

不登校の要因や具体的な支援策をまとめている

東京都は12月13日、不登校への適切な対応をまとめた教職員向けのガイドブックを作成した。不登校の要因や背景を全ての教職員に正しく理解してもらい、適切な支援につなげるのが狙い。不登校の児童生徒の状況を記録し、関係機関との情報共有や校種間の引き継ぎに活用する「登校支援シート」が付いている。

ガイドブックは不登校への対応を▽未然防止▽早期支援▽長期化への対応――の3段階に分類し、児童生徒の実態に合わせた内容にまとめた。特に欠席や遅刻、早退が増え出すなど、不登校の傾向が見られ始めたときの早期支援では、児童生徒の状況ごとに「身体・健康面」「心理面」「社会・環境面」の三つの観点で捉え、考えられる不登校の要因や具体的な支援例を示した。

「登校支援シート」は、支援の必要な児童生徒に関する情報の集約や支援計画の作成に活用することを想定している。電子ファイルでも提供する予定で、児童生徒の現在の状況・様子の記入欄は選択肢からプルダウンで選べるようにする。関係者や校種間でシートを共有することにより、継続的・多角的な支援につなげられる工夫が凝らされている。

都はガイドブックを来年3月までに全ての公立小・中学校に配布する予定。