働き方改革で職員室を刷新 県立高が欧州企業とタッグ

センセイオフィスのイメージ(© Vitra)

学校の働き方改革は職員室の環境から――。島根県立津和野高校は12月17日、スイスの家具メーカーのヴィトラの協力を得て、職員室のレイアウトや家具を刷新する「センセイオフィス」プロジェクトを開始すると発表した。従来の閉鎖的な職員室から脱却し、仕事の能率や生徒と関わる時間を向上させることが目的。新しい職員室は来年4月までに完成する。

同校は島根県の「高校魅力化事業」に取り組み、学校改革を推進している。今年度には県外からの入学者が全体の約2割を占め、生徒数も増加した。高校魅力化コーディネーターが配置され、地域と連携した問題解決型の授業や地域から学ぶ部活動など、ユニークな教育活動を展開している。

高校魅力化の対象・目標を生徒から教員へ転じることにより、働き方改革を進め、高校の価値をさらに高めようと考えた結果、職員室の改善に着目し、ヴィトラに協力を求めた。職員室の名称を「センセイオフィス」と代え、教員の声を取り入れながらレイアウトや家具を刷新。教員が快適に業務に集中でき、生徒と向き合いやすい環境の実現を目指す。

プロジェクトに関わる中村純二・津和野町教育魅力化統括コーディネーターは「生徒の学びの場である高校を魅力的にするには、教員にとって働きやすい環境づくりが必要だ。センセイオフィスプロジェクトは高校魅力化の次のステージだ」と話した。