デジタル教科書の有効活用 検討会議が指針とりまとめ

学習者用デジタル教科書のガイドラインをとりまとめた=12月18日午後4時すぎ、文科省、藤井孝良撮影

デジタル教科書の活用に関するガイドラインを議論していた文科省の検討会議は12月18日、第4回会合を開き、「学習者用デジタル教科書の効果的な活用の在り方などに関するガイドライン」をとりまとめた。改正学校教育法により、2019年度から学校現場でデジタル教科書が教科書として使用できることに対応し、デジタル教科書を使った学習方法や留意点を整理した。

ガイドラインは、紙の教科書を基本に、黒板・ノートや補助教材などさまざまな教材を連携させながらデジタル教科書を効果的に組み込むことが重要であり、導入に当たっては児童生徒の情報活用能力を育成し、ICTの基本的な操作を習得するための学習が不可欠だとした。

効果的なデジタル教科書の活用場面に▽個別学習▽グループ学習▽一斉学習▽特別な配慮を必要とする児童生徒の学習上の困難の低減▽その他――を挙げた。デジタル教科書を活用することで、児童生徒の状況に応じた学習を実現しやすくしたり、一斉授業でも興味関心を高め、考えを共有したりすることに効果があるとした。

一方で、デジタル教科書を導入する際の留意点に▽デジタル教科書の使用は特別な配慮を必要とする児童生徒の場合を除き、各教科の授業時数の2分の1未満とする▽デジタル教科書の使用による児童生徒の健康への影響に配慮する▽各学校におけるICT環境を整備し、セキュリティー対策を強化する▽教員のICTを活用した指導力を向上させる――ことなどを示した。

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