中学男女の体力が過去最高 スポ庁の調査、小学女子も

スポーツ庁は12月20日、2018年度の「全国体力・運動能力、運動習慣調査」の結果を発表した。50メートル走など実技テスト8種目の合計点の平均値(体力合計点)が、中学男子、小・中学女子で08年度の調査開始以来最高となった。小学男子は横ばい。体力合計点が下位でも、優れた競技項目が一つでもある児童生徒は「運動が好き」「体育の授業は楽しい」など、運動を肯定的に捉える割合が高かった。

調査は4~7月、全国の小学5年生と中学2年生を対象に実施。50メートル走や上体起こしなどの実技と、日頃の運動や生活習慣を質問紙で聞いた。

それによると、体力合計点は▽小学男子 54.2点(前年度54.2点)▽小学女子 55.9点(同55.7点)▽中学男子 42.2点(同42.0点)▽中学女子 50.4点(同49.8点)――だった。

体育(保健体育)の授業を除いた1週間当たりの運動時間が「0分」で、自発的に運動していない児童生徒は▽小学男子 3.4%(前年度2.9%)▽小学女子 4.9%(同4.1%)▽中学男子 5.2%(同4.9%)▽中学女子 13.9%(同13.6%)――に上り、いずれも前年度よりわずかに増えた。

毎年度テーマを設定し詳細に分析する「テーマ分析」では、体力合計点が下位30%に属する児童生徒の意識を探った。これらの児童生徒のうち、全国平均より記録が優れている競技項目が一つでもある場合は全国平均値を超えているテスト項目がない児童生徒と比べて、「運動が好き」「卒業後も自主的に運動したい」「体育(保健体育)の授業は楽しい」「体育の授業での学習内容は将来役に立つと思う」など、運動に対して肯定的に捉える割合が高かった。