体罰773件、699校で発生 文科省、17年度の実態調査

17年度に発生した体罰の状況

2017年度に学校で起きた教職員の体罰は773件699校(前年度838件748校)に上ったことが、文科省が12月25日公表した体罰実態把握調査で分かった。被害児童は1347人(同1401人)だった。体罰773件のうち204件で、打撲や骨折など傷害の報告があった。

調査は各都道府県・指定都市教委を通じて、全国の国公私立の小・中・高校、中等教育学校、義務教育学校、特別支援学校などを対象に実施。17年度に関係者の処分が下された体罰の状況を集計した。

それによると、学校種別の体罰発生件数は▽小学校 182件(前年度196件)▽中学校 258件(同299件)▽義務教育学校 1件(同0件)▽高校 317件(同312件)▽中等教育学校 2件(同3件)▽特別支援学校 13件(同28件)――だった。

体罰を加えた教職員の年代内訳は、▽20代 97人(前年度104人)▽30代 196人(同211人)▽40代 187人(同220人)▽50代以上 293人(同303人)――で、男性は703人(同744人)、女性は70人(同94人)だった。

体罰があった状況は「授業中」が278件で最も多く、全体の36.0%を占めた。次いで「部活動」(184件)、「放課後」(85件)――と続いた。場所は「教室」が303件で最多だった。

体罰の方法は「素手で殴る・たたく」が405件に上り、全体の52.4%だった。次に「蹴る・踏みつける」(73件)、「投げる・突き飛ばす・転倒させる」(65件)が多かった。

体罰が発覚したきっかけ(複数回答)は「保護者の訴え」が286件で最も多く、次いで「教員の申告」(242件)、「児童生徒の訴え」(217件)――だった。

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