受験生へのしわ寄せダメ 医学部定員の超過認める

19年度の定員超過分を3年間で解消する場合

文科省は12月25日、医学部医学科の入試で得点調整をするなど不適切なケースを認めた9大学に対し、来春の入試で入学定員の超過を特例的に認めると発表した。超過分は2020年度以降5年以内の入学定員を減らすことで相殺・解消し、受験生への影響を最小限にする。

不適切入試の救済策で元受験生が追加合格し、入学定員枠が一定の場合、来春の受験生にしわ寄せがいく恐れがあった。

発表によると、教育環境が確保されることを条件に、9大学は大学側の判断で追加合格による募集人員の減員を緩和することが臨時的に認められ、医師の中長期的な需給に影響がない限り、定員超過分は24年度までの5年間を上限に減少幅を調整し、解消することができる。

文科省は年内に臨時措置活用の意向について大学と協議し、大学側は19年1月までに変更後の募集人員を公表。受験生に周知する。各大学の対応は文科省ホームページでも公表する。

柴山昌彦文科相は25日の閣議後記者会見で「医学部の定員そのものを増やすのは困難だ。すでに一部大学で出願が始まるなど、時間的にも限られる中で、受験生に対してどうするのが最も影響が少ないかを厚労省と意見交換し、根本匠厚労相の理解を得られた」と説明した。